今、蕎麦畑では一面蕎麦の花が咲いています。
真っ白で、可愛らしい花。
小さい頃、ミゾソバの花が好きで、母に
「蕎麦に花が似とるで『ミゾソバ』なんだで」
と教えてもらい、
大きくなってから蕎麦の花を見て、あ、ほんまにミゾソバにそっくり・・
と納得したものでした。
このあたりでは、大原や峠などでも白い蕎麦の花が見られます。
それにしても、よくあの小さな蕎麦の実を集め、粉にしてお蕎麦にしようと思うもんです。
このままがさがさと葉や茎を食べるならいざ知らず、
この小さな花の後につける実を、また皮をむいて粉にするのですよ。
手間がかかる、いわば非効率的な、
しかしそこに美味しさを求める、生産者の思いがあるわけです。
素晴らしい食文化の一つだと私は思います。
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