最後の1台のショベルカーが無くなった日の夕方、
トラックの音が外から聞こえ、
「あおいトラックの おとだ！」
と目を輝かせていました。
外に出てみると、やっぱりいつものトラックはいなくて･･
「ショベルカーやトラックやおっちゃんたちは、また違う場所で頑張ってるんだよ、また会えたらいいね」
と話して聞かせました。
その日は黙ってショベルカーがあったあたりを見つめていましたが、
次の日、外に出ると、「トラック、いなくなっちゃったね」と言っていました。
いつもは「あおいトラックのとこ いく！」「ちっちゃいユンボみにいく！」とよく言っていましたが、
その日から全く言わなくなりました。
本人なりに理解したのだと思います。
これからは砂利や資材がいっぱいの工事現場でなく、綺麗になった道を一緒に散歩しようと思います。
