狛狗日記～小さな町の生活～: 不思議な匂い

先日、朝早く庭の草取りをしました。

日中は暑いこの頃ですが、朝はひんやりと肌寒いくらい。

朝露がしっかりと降りていて、朝日にキラキラ輝いていました。

草取りをしていると、大きなミミズ発見！

伸縮はしますが、直径1cm、長さは30cmくらいの立派な子でした。

私が土を触っていたのでびっくりしたみたい。

ごめんね、朝からお騒がせしました。

家に入ってご飯を食べているとき、自分の手がなんだかいい匂いなことに気づきました。

勿論石鹸の匂いではなく、

なんとなくハーブっぽいような、

それに、ココナッツミルクのようなちょっと甘い匂いも混じっているような･･？

左手はほとんど匂いがしないことから、もしや草取りの匂い？？

でも、普段の草取りの後の草の匂いや土の匂いとは全然違い、

でもなんとなく知っている匂いな気がして、一生懸命考えた結果、

朝の森の匂いに近い気がしました。

朝露が降りた森はスギやヒノキの葉が濡れ、足元の短い草や苔もひっそりとしていて、

ミミズクや小鳥の鳴き声が聞こえて。

喧噪のない木々の間にそっと朝日が差し込んだ、そんな森の匂いがしました。

夏休み、空が白み始めた頃、

「ラジオ体操」を名目に毎日外に出てぼんやりしていたものです。

外≒森の中という環境なので（笑）

右手の匂いにそんな時間を思い出していました。

草取りをした場所の土が、山に囲まれた場所（有り体に言えば荒地に囲まれた場所･･）から

持ってきた土だからでしょうか。

土の匂いなのか、あるいはそこに生えた草の匂いなのか。

あるいは、あの大きなミミズの匂い？？

（大暴れして逃げ出そうとしていたので、つかんで落ち着かせようとしていたので･･）

洗濯などをしていると案の定匂いは消えてしまいましたが、

またあの匂いに会いたいです。

また草取りをしたら出会えるかな。