伊根町には、小さいながら素敵な人がたくさんおられます。
うちの近くにヤエおばちゃんというおばあちゃんがおられます。
小柄で優しい声のおばあちゃんです。
そのヤエおばちゃんが、先日うちにお野菜を持ってきてくださいました。
大きな白菜と抱えきれないほどの葱!
お礼を言っておばちゃんと話していたら、庭に黒猫が。
以前うちの庭に来ていたこの子↓
ではなく、この子の親でしょうか、
シャープな身のこなしで黄緑色の目は鋭く、
人間のことも猫の世界のことも熟知していて、
ずっと高いところから世界を見下ろしているような猫です。
いつもは私を見ると一度にらんですぐにどこかへ行ってしまいます。
その猫がなぜうちの庭に?
・・と思っていたら、
ヤエおばちゃんが「クロ、行くで」と声をかけると、横になっていたクロがすっと立ち上がり、
うちの庭を出てうちの敷地と里道との境のあたりへ。
私に「ほんなら」(では、さよなら、の意)と言っておばちゃんがゆっくり歩き出されると、
クロはほんの2・3歩進んだ道の端でまた横になり、足を伸ばして鼻先で体をかきかき。
おばちゃんがそこまでゆっくりと進まれると、
何も言わずまた立ち上がっておばちゃんの後を歩き出しました。
猫が!猫なのに!あの黒猫なのに!
懐いているというより、もうそれ以上のおばちゃんとクロ。
ヤエおばちゃんは魔術師です。
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