気温は低くなかったので、今日はほぼ一日雨でした。
波は高く、白波が立っていたり、岩に波がぶつかって垂直に水の柱を上げていたりしました。
でも夕方は少し雨が上がっていた時間があったので、海岸線を走ってきました。
この海岸沿いの道は、小さい頃は遊んだり、散歩に連れていってもらったりした道です。
中・高の頃はいつも走っていた道。
その道縁に、私が勝手に命名した岩があります。
そこから海がよく見え、辛いときや悩んだときはよくここへ来て、その岩の上で海を眺めていました。
足元でもなく、遠くでもなく、どーっと常に響いている海鳴りの中に身を置いて海を見ていると、
自分の悩みがとてもちっぽけに思えてきたり、
なぜか悲しみが吸い取られたような気がしたりして、
家へ向かって足を運べるのです。
海が心の中をゆっくり全て受け取ってくれ、「もういいよ、お帰り」と言って背中を押してくれるように。
今日またあの岩に座ってみると、
足元の崖から生えている木々が伸びて、海はあまり見えなくなっていました。
でも、そこにはずっと変わらない大きな海がありました。
自分の本当の思いを見つめたいときは、今もここに来ます。
きっとこれからも。
0 件のコメント:
コメントを投稿