毎日同じ道を歩けば、日々の変化に気づかされます。
普段と違う道を歩けば、また違う世界に気づかされます。
いつも歩く散歩道を歩いた後、少しいつもと違う道を歩いてみました。
見つけたのはモジズリソウ。
ネジバナとも言いますね。
くるくるのお花が可愛いです。
小学校のグラウンドの端にたくさん生えていて、よく摘んだものです。
ラン科の植物なのだとか。
モジズリソウといえば、小倉百人一首で有名な
「みちのくの しのぶもじずり誰ゆえに 乱れそめにし 我ならなくに」
の句を思い出します。
河原左大臣(源融)ですね。うまいこというもんです。
この句から陸奥(みちのく)の信夫(しのぶ)もじずりという染物を知りました。
陸奥にはいろんな模様のある捩(もじ)れた石がたくさんあり、
そこに草花を置き、その上に布を置いて、石でたたいて色を染めるという染め方なのだそうです。
源融は陸奥に滞留し、1人の女性に出会ったとか。
その成就しなかった恋のうたなのですね。
子どもの頃よく摘んだネジバナが、大きくなってからもいろいろ世界を広げてくれます。
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